猫は人間や犬ほど気持ちが表情に現れにくい動物です。

それでも、猫なりに感情を表現していますのでポイントを

押さえれば猫の表情だけでもある程度の感情は読み取るこ

とができるものです。

 

特に注意するのは「耳」「目」「ひげ」の動きです。

 

それでは猫の表情のパターンを見て行きましょう。



嬉しいときやリラックス状態

うれしい時

 

ひげはやや上向きにピンと元気よく立っている。耳も前向

きで立っている。瞳孔もふつう。

ごろごろと喉を鳴らすことも。

 

かまってほしい時はしっぽも立てて近づいてきます。

 

おもちゃを与えると瞳孔が「ばっ」と開いて目が爛々とし

ます。

 

 

満足時

 

目は見るからに眠そうにうとうと。ごろごろと喉を鳴ら

す。耳はまっすぐ。

ひげは頬にくっついている事が多い。

 

お腹いっぱいで満足して気持ちよくなっている状態など。

しっぽはゆったり動かしていたり、小さくぴくっと動か

す。

 

優しく撫でてあげるとそのまま眠ってしまう事が多い。

 

 

リラックス時

 

ひげはだらーんと下がっている。

何もすることがなくまた、眠くもない時。

 

退屈していることが多いので、飼い主さんの手が空いてい

るようなら構ってあげると喜びます。

興味や警戒

警戒・興味

 

周囲を警戒したり、気を配る時はひげがピンと立って広

がっている。耳は聞き耳を立てて、音が聞こえる方向にぴ

くぴくと動かす。瞳孔はやや開き気味。

 

気になる物音などを聞くとこの状態になります。

 

猫の聴覚は犬よりも優れているため、屋根裏の小動物の出

すわずかな音にも反応します。

 

猫があさっての方向を凝視して耳をぴくぴくしているの

は、人間には聞こえていない音に反応してそれを確かめて

いるのですね。

 

初めてこの行動を見ると「人間の目に見えない物を猫が見

ているのではないか?」と心配になる方もいるようです。

 

ちなみに、猫の耳の性能はかなり高くて、聞こえてくる音

がどこからどう反射してきているかまで聞き分けられるそ

うです。

 

 

戸惑い

 

耳をぴくぴく動かす。

飼い主さんの顔を見ながら耳をぴくぴくしているのは、近

づいて甘えようか、やめようかどうしようかなーといった

感じです。

 

近くには行きたいけど、触られたりだっこされるのは嫌だ

なーといった気分でしょうか。

 

名前を呼ぶと寄って来るけど、触ろうとすると逃げてしま

う場合はだいたいこんなサインが出ています。

 

恐怖や怒り

恐怖

 

耳を後ろ向きに倒している。おびえるほどに後ろになる。

ぴったりと頭に着くほど伏せているのは相当怖がっている

状態。

 

瞳孔はやや開く。ひげは垂れてやや引き気味。

体を小さくすくめてしっぽを内側に巻き込んでしまうこと

も。

 

掃除機などの音に慣れていない猫はびっくりしてだいたい

こうなります。

 

逃げる場所や隠れる場所を用意しておいてあげればそのう

ち慣れます。

 

 

怒り

 

耳を立て横向きかやや引き気味にして、噛みつかれにくい

ように防御のかたち。

 

横向きにピンと立った耳が悪魔の角のように見えることか

ら、「デビルフェイス」と呼ぶことも。

 

瞳孔はいっぱいに広がって興奮状態。

ひげはピンピンに広がって前に突き出ている。

 

背中を弓なりに持ち上げて、全身の毛を逆立てる。しっぽ

の毛も逆立って太くなる。

 

「フーー!」「シャー!」などと声を出しながら、牙を見

せながら威嚇する。見るからに怒っている。こわい。

 

 

なお、この「怒り」の表現は自分が有利な状況の時に現れ

るものなので、通常飼い主相手には見られません。

 

飼い主さんを相手に怒る場合は、「恐怖」の表情表現との

複合になり、「ビビりながらも不満を爆発させる」といっ

た感じになります。

 

例として、しつこく撫でたり構いすぎた結果キレるといっ

たケースがあります。

 

「しつこいんだよこのやろー!」って気持ちでしょうね。

 

明らかに勝てないのがわかっているので内心とても怖がっ

ています。

 

耳は後ろに倒したり伏せている、体は逃げ腰になっていて

小さくすくんでいる、とこんな感じだと思います。

 

 

自分から飛び掛かってくる事はそうそう無いですが、猫か

らしたらかなり切迫した心境なので手を出すと本気になっ

て攻撃してきます。

 

落ち着くまでそっとしておきましょう。

 

しばらく放って置けば勝手に寄って来るようになります。

さすが猫はツンデレの達人ですね。


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